スリッページ計測ツール

スリッページ計測ツール)

スリッページを計測するツールがあれば便利だと思っている方は多いと思いますが、なかなかありませんよね。

スリッページを計測したいという声をたくさん聞いたので、便利なツールがないか英語の情報を調べていて、一つ面白いものを見つけました。Tradeprooferというサイトです。


このサイトは、スリッページ計測はおまけ程度についているものなのですが、メインの機能がとても面白いものなので紹介したいと思います。(スリッページがおまけというのは、1取引ごとにスリッページを表示してくれるのではなくて、1週間に1回ブローカーごとにまとめて送ってくるからです)

後で詳しく紹介しますが、まずは今日本で使われているスリッページ計測ツールについてまとめてみようと思います。

既存のスリッページ計測ツール

スリッページの計測結果としてツイッターなどで目にするのは、特定のEAの機能のものが多いと思います。

一番よく見るのが、WallStreetForexRobot(myfxbookの成績はこちら)という海外EAの機能です。これは、このEAが行った取引のスリッページを計測できます。さらに、スリッページを計測することを目的として最小ロットで大量に取引をするモードもあります。

ほかのEAが行った取引を計測できるわけではないので、スリッページを計測するモードを使って自分のブローカーがスリッページの多いブローカーでないか確認する目的がメインになると思います。

WallStreetForexRobot自体に興味がある方は買ってみてもいいと思います。ただ、このEAは絶賛している販売サイトが多いのですが、アフィリエイト報酬が高額(販売価格の50%)という事情もあるような気がしますので、絶賛されている紹介は無視してmyfxbookの数値だけで検討した方がいいと思います。グーグルで検索したら何人かアフィリエイトで販売しているので、その人経由で購入したら、多分日本語の取り扱い説明書をつけてくれると思います。

また、ゴゴジャンでも有料のスリッページチェッカーが販売されています。あらかじめ設定したTP、SLの値からどれだけ滑ったかを計測してくれるものです。これは、MT4の取引画面のTP、SLの値と実際の決済画面を見て人力で計算しても(面倒ですが)同じ結果が出るものだと思いますが、時短したい方には便利だと思います。

滑り約定ブローカーチェッカー
そのブローカーで、どれだけ注文が滑るかをチェックするツールです


このような画面になるそうです。

無料スリッページ計測ツール

今回紹介するツールについては、計測がどれだけ正確なのかは実はよく分かっていないのですが、コンセプトはとてもおもしろいものだと思います。
使ってみる人が増えれば、正確性など分かってくると思いますので、とりあえず紹介します。

コンセプトというのは、ユーザーから送られたデータを集めて、いろんなブローカーのbidとaskの値と自分の約定を比較してどれだけ有利に約定できたか示すものです。

詳しい取扱い説明書がないので、ここに書いている情報は私が1か月使った中で推測したのものなのですが、
仕組みはこのような感じです。

①MT4にEAを入れる
②そのEAがブローカーのbitとaskの値をTradeprooferに送信する
③Tradeprooferが世界中のユーザーのbidとaskの値を集計する
④実際に約定した値が、世界の他のユーザーのbidとaskの値と比較してどれだけ有利(または不利)なレートで約定したかどうかを判定する
⑤さらに、そのブローカーのbidとaskの値と比べてどれだけ有利(または不利)なレートで約定したか判定する

1取引ごとに下のような画面でレポートが作成され、サイトにログインすると閲覧できます。


まずは、上側に書いてある情報のうち、左から2つが重要なので説明します。今回はポンド円売りの取引でした。

① Trade execution against broker:ブローカーに対する取引執行
  FAIR:フェア
  →自分のブローカーのbidとaskの値に対して実際にどのレートで約定されたかの評価だと思います。
② Trade execution against market:マーケットに対する取引執行
  BELOW AVERAGE:平均以下
  →他のユーザーが使っているブローカーのbidとaskの値に対してどの程度有利に約定されたかの評価だと思います。

その隣にある左側の2つ(Broker bid、Broker ask)は、自分のブローカーのbidとaskの値が他のユーザーの値と大きく外れていないかを表していると思いますが、②を見るだけでも確認できると思います。

また、一番下の部分は、
薄い緑色:他のユーザーのブローカーのbid(十字の部分は平均値)
濃い緑色:自分のブローカーのbid(十字の部分は平均値)
黒い玉:自分のトレードの約定
となります。

今回は売りの取引のため、レートが上で約定すればするほど有利となります。

位置関係を見てみると、自分のトレードの約定を示す黒い玉は、薄い緑色の十字の下、かつ濃い緑色の十字の下にあります。

つまり、世界のブローカーの平均よりも悪いものの(②)、自分のブローカーが提示していた数値の間にはおさまっていた(①)という評価になります。

一番上に書かれていた①と②はこの評価を示しています。
① Trade execution against broker:ブローカーに対する取引執行
  FAIR:フェア
② Trade execution against market:マーケットに対する取引執行
  BELOW AVERAGE:平均以下

というものです。

手数料が外付けのブローカーと、スプレッドに含まれるブローカーを混ぜて比較しているので、その点は考慮に入れる必要があると思いますが、外付けブローカー同士で比較すると優秀なブローカーが分かると思います。

さらに、個別のトレードごとのスリッページは表示されないのですが、1週間に1回日曜日に、ブローカー別に1週間のトレードのスリッページの合計が送られてきます。

TTCM、Gemforex、Tickmillでほとんど同じEAを動かして比べてみたところ、TTCMが安定して比較的狭く、GemforexとTickmillは滑りがひどかったので、おおむねブローカーの評判通りの結果になったのではないかと思います。

Tradeviewについては、今私はメインで使っていないので他の方に検証をお願いしていて、結果が分かればブログを更新します。

また、このレポート真ん中あたりに「Outlier trades deserving a second look:」と書かれていますが、この下には特に結果が悪くじっくり見直すべきトレードが挙げられているので便利です。

このTradeprooferのサイトでは、ブローカーからの資金提供は受けていない中立の立場でスプレッドを調査したという結果も載せているので(こちら)、新ブローカーを探している人には参考になるかもしれません。

設置方法

使い方は、サイトにユーザー登録をして、こちらのページからEAをダウンロードします。
「Create personal tradeproofer EA」というボタンをクリックするとダウンロードボタンが表示されます。

設置方法もこちらのページに書いていますが、一応日本語にしておきます。なんとなく分かると思うのでMT4の項目名は英語のままです(日本語で使ったことがないのですみません)。

①EAを入れるフォルダ「Experts」に入れる

②「Tools」→「Options」の項目で「Allow DLL imports」にチェックを入れる

③その下にある「Allow WebRequest for listed URL」にチェックを入れて、「https://mql.tradeproofer.com」を追加する

④「Expert Advisors」を右クリックして「Refresh」を選ぶ

⑤Tradeprooferを適当なチャートに貼り付けて起動させる

これはEAですが、ポジションは持たず、ただデータを送るだけだと明記されています。私も1か月使ってみておかしな動きはしませんでしたが、一応使用は自己責任ということでお願いします。

おもしろいデータが取れたらぜひツイッターなどで共有してください。

海外ブローカーは取引コストが比較的高めですが、スプレッド(または手数料)を30~50%安くする方法がありますので、これを使うのがおすすめです。ブローカーによっては国内に近い水準まで手数料を圧縮できます。おすすめは取引コストの低いTTCMやTradeviewです。
キャッシュバックサイト(タリタリ)についてまだ知らない方は「キャッシュバックサイトで取引手数料を節約する方法」の記事を読んでみてください。

海外FXキャッシュバック口座開設ならTariTali(タリタリ)

コメントを投稿

0 コメント