偽装ECN業者の見分け方

国内ブローカーは呑み業者(DD方式)だから危険で、海外ブローカーはNDD方式だから業者がトレーダーに損をさせようとすることはなくて安全、と書いてあるサイトはたくさんあるのですが、一概にそうとは言えません。

実際には海外ブローカーでも、ブローカーが顧客に損をさせて儲けを取ろうとしているということは大きな問題と思われています。

NDDということは、英語を文字通り解釈すればNo Dealing Desk(ディーラー部門がない)ということになるので、例えばトレーダーの約定を少し損をする方向に自動で介入するプログラムを使っていたとしても、ディーラー部門がないのは事実なのでNDD方式と言えてしまうことになります。

海外ブローカー = NDD = 安心 ということはないです。

さらに、NDDの中でもECNは最も透明性が高いと言われていて、トレーダーからの人気が高いですが、

それを利用するために、本当は呑み行為をしているにもかかわらずECN方式だと言い張る偽装業者がいることが問題になっているそうです。

目次

目次:
NDDでも呑んでるブローカー
本物のECN業者の見分け方
そもそも呑むのは悪なのか?


NDDでも呑んでるブローカー

NDDを自称しつつ、実は呑んでいるブローカーにはXMがあります。「規約検証)XMは結構ブラック!」という記事に書きました。

海外業者の事情としては、
 ☆呑み業者(B-book業者)→トレーダーの負け分が収入になるので儲かるが、利益相反が起きるのでトレーダーから嫌がられる
☆呑みじゃない業者(A-book業者)→収入源がスプレッドのみなので利益は少ないが、利益相反が起きないためトレーダーから人気がある

という状況になっていて、
その結果…
儲かる呑み(B-book)方式にしたいがそれではトレーダーが離れて行ってしまうので、
本当は呑み業者であることを隠してSTP方式やECN方式であると言い張る業者が出てくるという問題があるそうです。

XMなどは、NDDのことを「全ての注文をインターバンクに流している」ではなく、「人間のディーラー部門の介入がない(機械で介入しているかどうかは不明)」という意味で使っています。

NDDであることのメリットとして、トレーダーとの利益相反がないということが挙げられますが、XMなどのNDDの定義では利益相反があるのかどうかは分かりません。

なので、NDD方式だと言っている業者が本当に注文を全てインターバンクに流しているのか(つまり、トレーダーとの利益相反が発生しないのか)を確認するのためには、
そのブローカーがどういう運営方法のことをNDDと言っているのか確認する必要があります。
自分が使っているブローカーがどうなのか知りたい場合は、「規約検証)XMは結構ブラック!」の記事を参考に問い合わせをしてみてください。

本物のECN業者の見分け方

上に書いた通り、
海外では偽装NDDの問題というのが日本よりも知られていて、
例えば
「ECN Market Maker distinguish」などとgoogle検索するといろいろ情報が出てきます。(distinguish=見分ける、Market Maker=呑み業者 です)

「True ECN/STP Broker(本物のECN/STPブローカー)」「False ECN/STP Broker(偽のECN/STPブローカー)」などと呼ばれているようです。

そういったサイトを見ていると、偽のECN業者の見分け方のポイントが書いてあるサイトがあったので、それを紹介しようと思います。メインで読んだのはこの記事です。
このポイントに当てはまっているからといって必ずしも偽のECNとは限らないのですが、参考にはなると思います。

※リクイデティプロバイダーというのは、FXブローカーからの注文を受ける銀行などのことです。

~~~~~偽のECN業者の特徴~~~~~
①固定スプレッド
本当にインターバンク直結である場合、スプレッドを決定するのはリクイデティプロバイダーなので、固定スプレッドにはならないそうです。

②スワップなし口座を提供している
イスラム教徒は金利を受け取るのが禁止されているので、プラスのスワップもマイナスのスワップも発生しないイスラム口座を開設できるFX業者があります。XMとTitanもそうです。
ただ、インターバンクに実際に注文を流している場合は、インターバンクで注文を受けるリクイディティプロバイダーからスワップを請求されてしまうので、その分ブローカーの損失になってしまいます。
実際にリクイディティプロバイダーに発注してその損失をブローカーが負担しているのか? それともただ単に注文を呑んでいるからスワップが発生していないだけなのか? という話になるため、呑み業者を見分ける目安になるのだそうです。

③小さいロットで発注可能
大手のリクイディティプロバイダー(大手銀行など)は、0.01ロット(1,000通貨)のロットに対応していないそうなので、0.01ロットで発注できるところは偽の可能性が高いと記事には書かれていました。
ECNというのは、「私設取引システム」のことなので、あるFX業者が自分で選んだリクイデティプロバイダーのみが参加して売買が行われる私設の市場になります(参加企業は公開しているところもあります。Tradeviewは50社くらいらしいです)。その中には、大手の銀行もありますし、他のFX業者もあるそうです。
参考にした記事に書かれていたのは、このリクイデティプロバイダーのうちバンク・オブ・アメリカやゴールドマンサックス、ドイツ銀行など超大手は0.01ロット(1,000通貨)のロットに対応していないので、0.01ロットで取引できる業者は偽の可能性が高いということでした。
ただ、超大手が0.01ロットで取引できないとしても、0.01ロットに対応しているところを使えばECNはできるわけですから、「0.01ロットができる」ということが即、偽のECNということになるわけではないと思います。

④レバレッジが高い
上に書いた通り、大手のリクイディティプロバイダーが受け入れるのは、最大で100倍のレバレッジなのだそうです。なので、それを大きく上回るレバレッジを提供している会社は偽の可能性が高いと書かれていました。
ECNで取引している場合、トレーダーの注文をそのままリクイデティプロバイダーに発注しているため、リクイデティプロバイダーに対して証拠金を確保する必要があります。
ということは、大手のリクイデティプロバイダーが受け入れるレバレッジが100倍であれば、FX業者側のレバレッジも100倍でなければならないことになります。
ただ、ここの記事には書いていないのですが、業者側が自己資金で証拠金を積み増しするなどすれば、100倍以上にすることも可能だそうです。
Tradeviewはデフォルトのレバレッジが100倍で、個別にサポートに連絡すれば200倍になるそうなのですが、この話が関係しているのかもしれません。

⑤スキャル禁止
ECN方式であれば、トレーダーが儲けようが損しようが業者には関係ないはずです。なので、特に禁止事項は設定されていないことが多いようです。
禁止事項がたくさん設定されている業者はそもそも呑み業者であることが濃厚ですが、特にスキャルは、トレーダー側が有利になり、業者側が不利になるので禁止されているそうです。

⑥利食い、ストップロスの設定に制限がある
理由が詳しく書いていなかったのですが、上のスキャル禁止と同じような理由だと思います。
私の場合、最初に使ったのがXMだったため、ストップロスと利食いが現在のレートから数pips離れたところにしか置けないのが不便だなと思っていました。
システム上難しいのかと思っていましたが、Tradeviewはそういう制限がなく、自由にストップロスが置けるようなので、利食いとストップロスの設定に制限があるのは単に業者の都合のようです。

⑦ボーナスあり
インターバンクに注文を流している業者は、手数料収入のみなので基本的に薄利でやっていて、ボーナス分を肩代わりする余裕はないそうです。ボーナスを提供しているブローカーは、顧客の注文を呑んでいるブローカーだと考えていいと思います。

以上です。
ちなみに、この記事は偽装ECNの見分け方について書いています。ECNというのはSTPより透明性が高く、呑み行為が行いにくいはずでは? と思った方もいると思いますので補足すると、
ECNでも偽装を行う方法はあるそうです。

例えばECNというのは、「注文をインターバンクに流す」と言われていると思いますが、このインターバンクというのが、世界統一の市場というわけではなくて、「そのFX業者が契約しているリクイデティプロバイダー(銀行など)の集まり」のことなので、リクイデティプロバイダー自体をグループ会社にして、「注文をインターバンクに流しているが、流した先がグループ会社の呑み業者」という状態にしてグループ全体として呑み行為をする方法があるそうです。

いろいろありますね。

日本は国内業者がほぼDD方式なので、こののような情報があまり出回っていないようです。これからブログで発信していきたいと思います。

そもそも呑むのは悪なのか?

呑み業者は本当に悪なのか?」という記事で詳しく書いたのですが、呑むという行為自体が悪いわけではないと私は思っているので、STPとかECNとか方式にこだわりすぎない方がいいのではないかと思います。

上の記事に書いた通り、呑み行為をすると業者は、トレーダー同士の売り注文と買い注文を相殺させるマリー取引もでき、収入源の数が増えるので、仕組み上ではわざと負けさせる介入をしなくても運営費はまかなえると思うからです。

さらに、最近は客に負けさせる介入をするかどうかというのを口座ごとに判断しているようなので、資金が1万の人と100万の人では、同じポジション、同じ業者でも違う約定をされる可能性があります。結局使ってみて「自分にとってはいい業者」というのを見つけるのが一番だと思います。

※呑み業者の中には、儲かった取引を取り消すといううわさがあるブローカー(XM)もあり、そういうブローカーは避けた方がいいと思います。

海外ブローカーは取引コストが比較的高めですが、スプレッド(または手数料)を30~50%安くする方法がありますので、これを使うのがおすすめです。ブローカーによっては国内に近い水準まで手数料を圧縮できます。おすすめは取引コストの低いTTCMやTradeviewです。
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